平成20年4月より、病院が発行する処方箋様式が変更されました。
それに伴い、処方箋に医師から「変更不可印」が無い限り、患者様がある程度お薬を選べるようになりました。その選べる薬「ジェネリック医薬品」について。
お医者さんで処方してもらうお薬には新薬(先発医薬品)と、同じ成分、同じ効果で価格の安い「ジェネリック医薬品」があります。 新薬として最初に発売された薬は特許によって、開発メーカーが独占的にその薬を製造販売できます。これが「先発医薬品」です。
ところがその特許期間が切れると、他のメーカーも同じ成分、同じ効果のお薬を製造できるようになります。これが「ジェネリック医薬品」で、その価格は新薬の2
~8割に設定されています。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許満了後に、有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同じ医薬品として新たに申請され、製造・販売されるので、品質的なちがいはないと言えます。 その一方で、先発医薬品開発に10~15年の歳月と数百億もの投資が必要といわれるのに対して、ジェネリック医薬品の開発期間は3年ほどというちがいがあります。 開発費用がかからない分、価格も抑えることが可能になるのです。
ジェネリック医薬品の薬価は、先発医薬品の2~8割です。このことから、患者さんの薬代負担が減ることが利点としてあげられます。国レベルでは、医療費の国庫負担が減ることで医療費抑制につながります。
先発医薬品の値段が高いものほどその差があり、1か月分で1000円の差がでるものもあります。しかし中にはその差が全く無いものまでありますので、会計についてはそのつど薬剤師に尋ねられることがよいと思います。
先発医薬品は、特許期間が満了するまでの間に多くの患者さんに使用され、その成分の有効性や安全性が確認されています。その先発医薬品と有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同じ医薬品として製造・販売されているのがジェネリック医薬品です。
また、医薬品は薬事法によりさまざまな規制が定められています。
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ規制のもとで開発・製造・販売されていますので、品質にちがいはないと考えられています。
有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果は同じです。ただし、薬価や添加物、製剤によっては大きさ、味、においの改善、保存性の向上等、ジェネリックごとのちがいや特徴がある場合もあります。
欧米では、特許が満了した1ヵ月後には約80%がジェネリック医薬品に替わる薬もあるほど、ジェネリック医薬品は一般的な存在です。
かかりつけの医師や薬剤師にご相談していただきたく思います。
医師によっては、ジェネリック医薬品を処方していただけると思います。また、処方箋の「変更不可に印」がなければ、最寄の薬局で変更できることもあります。
軟膏など塗り薬は、有効成分は同じでも基材が変わることで、使用感が変わってしまいます。今まで先発品使用中の方でも、ジェネリック医薬品に変わることで塗り心地から使用しなくなったり、製品の乾き具合で効果が均一でないことがあります。
飲み薬と違って、塗り薬の場合は有効成分を覆っている基材にも配慮しなければならないことが多くあります。有効成分は同じでも使用しなくなってしまうといくら安くても、本末転倒。そのため当薬局においての外用薬調剤に関しては医師の処方箋どおり調剤させていただいております。
内服剤に関しても、後発品では気分的に効くか不安なのでとおっしゃられる方もいます。もちろん、先発医薬品も取り扱っておりますので、どちらも選べるようしております。
不明な点は、薬剤師までお尋ねください。